■羽アリを見つけたら@足立区

■5月の連休前後で晴れた日に羽アリが出ることがあります。ここで言うところの「羽アリ」はシロアリの羽アリのことです。ちょっとした隙間から室内を飛びまわり、あまりに数が多いとこちらもパニック状態になりそうですね。でも噛んだり刺したりはしないと思いますので落ち着いて掃除機で吸いましょう。

■そしてどこから出ているのか確認しましょう。穴がわかれば殺虫剤を注入して、粘土みたいなもので穴を塞いで応急処理をしましょう。

■ここからが大切なのですが、羽アリがもともとどこにいたのかを探す必要があります。足立区にいるシロアリは恐らくヤマトシロアリと呼ばれる種類のもので、木材を餌&巣にしています。家の中のどこかに、シロアリが飛び立つ前に巣としていた部分があります。そこにはまだシロアリがいる可能性もあります。

■ヤマトシロアリは湿気のある木材を好むようです。古い家ではお風呂場などの水回りや北側のお部屋、玄関など湿気の多い部分にいます。新しい家では床下がコンクリートになっていて、お風呂もシステムバスになっていることが多いので、玄関など湿気のある部分にいることが多いです。雨漏りや水もれを起こしていると新旧に関係なくシロアリがいることがあります。以前、2階の屋根から雨漏りしていたお宅では、土台から1階の柱、そして1階の梁、2階の柱、2階の梁まで下から上までシロアリの被害を受けていました。

■シロアリを見つけるには、壁を壊して見つける方法もありますが、復旧するのも大変ですので、まず床下に潜って蟻の通る道「蟻道(ぎどう)」を探したり、木材を触ったり叩いたりして見つけます。そして、必要な処理をします。ここで気を付けなければいけないのが、調査や処理のためにむやみに構造材を壊したりしてはいけません。また、シロアリの被害を受けた構造材をそのままにしてもいけません。私どもも耐震診断やホームインスペクション、漏水調査、そして羽アリなどの調査で床下に潜るのですが、恐らくシロアリ処理のために基礎が無残に壊されたと思われるお宅やシロアリの被害を受けた土台や柱がそのままになっているお宅に出くわすことがあります。本当に怖いですね。

■私どものような工務店や設計事務所は建物全体を把握し、建物の構造の重要性を知っていますので、作業のためにむやみに基礎を壊す怖さを知っています。また、構造材がシロアリの被害を受けたままになっていることの怖さも知っています。

■シロアリがなぜそこにいたのかについても原因を考えて、対処しないと薬剤が切れればまた現れてしまいます。原因は床下の湿気なのか?その湿気はどこからやってきて、どうすれば乾燥するのか?雨漏りなのか?水漏れなのか?水はどこから入っているのか?それは床下だけの問題ではなく建物に及びます。また、使用する防蟻剤(ぼうぎざい)は、農薬系なのかホウ酸系なのか?など状況によって使い分けが必要になると思います。

■調査とシロアリ処理もお知り合いの構造のわかる人に依頼した方が良いと思います。住まいの構造的な事や全般的な事が知りたい専門の工事業者さんも対象エリア内であれば、ご相談ください。

私どもも調査をやっていますが、ご相談はこちら!
 羽アリ、シロアリのご相談@足立区
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